「八百万の神」が日本のキャラクター文化の根源?【社内クリエイターとの雑談メモ】
英語圏のFacebookユーザーに大好評のBusiness Fish。イギリスの英ガーディアン紙やヤフーにも既に取り上げられていますが、いよいよ満を持して?来月はラスベガスで開催されるライセンシングEXPOにもブースを出展します。
たまたま、Business Fishのキャラデザインをした社内クリエイターと話をしていて、面白かったので、下記にメモ書き程度ですが、「なぜ、日本からキャタクターが沢山生まれるのか」(かなりマジメ&歴史的背景)を。
ここからBF(BusinessFish)のクリエイター談。
●日本人は古来から豊かで美しい自然に恵まれた環境で暮らすことで、繊細でやさしく、豊かな感性が育まれた。
●その感性があらゆるものに命を感じるようになり、「八百万の神」という、人や動植物、天候や無機物に至るまで、あらゆるものに命が宿ってるとする思想を生み出した。
●あらゆるものに命を見出すことのできる日本人の繊細で豊かな感性が、マンガであれ、ぬいぐるみであれ、平面立体問わずあらゆるキャラクターに命を感じ、それらを愛でるようになった。
●現代のキャラクター文化の発展は元をたどると、あらゆるものに命を感じることのできる感性を育んだ、日本という気候風土が生み出したものなのでは?
●BusinessFishという魚を擬人化させたキャラクターが誕生した背景には、魚にも人と同じ命を感じる「八百万の神」という思想が根本にあるのです(ここが一番大事なところ)
以上。
キャラクター文化の背景や、絵文字、デコメ、スタンプなどの進化は日本の気候風土、歴史的経緯を踏まえた独自文化でとても面白い。 時間があるときに詳細にまとめてみたいと思っているのだけれど。